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カリフォルニアワインを中心にして長いことお酒を楽しんできました。これからはヨーロッパのワインやお酒を楽しむことに軸足を移していこうと考えています。
江上剛『絆』
江上剛著
『絆』
(講談社)
180310kiz

株価や土地の値段がどんどん上がっていったバブル期。
銀行は違法なやり方で中小企業への融資を盛んにした。
過大融資をするための書類偽造、架空担保を作り上げてさらなる融資を促す。
中小企業の経営者の中には、銀行に進められる融資で土地や株を買い、バブル崩壊前に売り抜けて巨額の富を得た者もいた。
しかし反対に、銀行から借金をして株を買ったが、バブルが崩壊して、株を売ってもそのお金で銀行へ返済できず、高い金利がついた借金だけが残ったケースも多く発生。
巨額の不良債権によって銀行そのものの経営が危ぶまれたことにより、バブル期には融資することが成績になった銀行員が、中小企業から貸付金をどれだけ回収できたかで評価とされる時代に一気に変わってゆく。
銀行の執拗な取り立て、短期的な運転資金を必要とする中小企業への貸し渋りにより、中には自殺する経営者も現れた。
バブル期の銀行と中小企業を舞台にして、それぞれの立場から生きる葛藤を描いた作品。
10時間のフライト中に読了。
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